紫姫(ムラサキヒメ)先生に相談開始

「もしもし。」

「もしもし。お願いいたします。」

「はい。お名前から願いします。」

「はい、M美と申します。」

「はい。今日はどんな内容ですか？」

「私本人のことじゃなくて、私の姉のことなんですが。」

「あー、そうなんですね、はい。」

「大丈夫ですか？」

「大丈夫ですよ。はい。」

「今XX歳の姉がいるんですが、なかなか外に出て行かず、若干引きこもり気味で。全然3年間くらい働いていないんですけども。」

「3年ぐらい。なんかきっかけがあったんですか？こもってしまった。」

「新卒から一応、大学を卒業してからは、就職を親のコネでしてたんですけど。ちょっと合わなかったみたいで。で、地方に飛ばされたりとか。で、こっちに戻ってくるツテがあったので、戻っては来ていたのですが。そこでもちょっと馴染めなかったみたいで。そこからもう3年間。一応家事はちょっと手伝ってはいるんですけど、働くってなると、1回バイトを3ヶ月くらいしたくらいで。で、最近ちょっと鬱判断が下っちゃって、もう家から出ないし、っていうことになっちゃってて。姉の運勢的というか今後。今が準備期間なだけなのか、ちょっとなにか…」

「ちゃんとしたお仕事、普通のお仕事を辞めたのが何年前でしたっけ？」

「3年前ですね。」

「3年前に辞めて。あとバイトとかの形跡ですよね、それが最後いつになりましたか？何年前に？」

「いつだったかな？でも、それも1年前とかですね。」

「じゃあ、かれこれ2年は確実にずっとお家の中ってことですね。」

「そうですね。」

「で、近づくと、もうしゃべるし、それは普通なんですね、最近までは。」

「本当に閉じこもって、というよりは、もう全然、家族の中だったらしゃべりますし。家族旅行に行くよって言ったらちゃんと外に出てくるような感じなんですけど。」

「なるほど。」

「働くとなったら、すごい塞ぎ込んじゃってる感じなんですよ。」

「なるほど。はい、じゃあ代理の方の下のお名前と生年月日をお願いします。」

「私のですよね？M美と申します。19XX年XX月XX日です。」

「お姉さまのお名前と生年月日もお願いいたします。」

「姉がY子と申します。19XX年XX月XX日です。」

「元々この方は学生時代どういう進路に進みたいなどおっしゃってましたか？」

「私もよく分からなくって。もう就活自体をしていないんですよ。旅に、一人で中東方面に行ったりとか。大学時代に気の知れた仲間を、友達を作ることができなかったらしく。一人でそういうふうな旅行に行ってるなぁ、というイメージがすごく大きくて。で、結局、就活も、スーツも買っていない状況で。もう大学卒業となった時に、もう父がしょうがないから、ということで、父のツテで、○○○職に就いているんですよね、新卒で。」

「そうなんですね。はい、わかりました。じゃあ、ちょっと見てみます。」

（〜〜〜鑑定中 パラパラ、カンカンという何かを混ぜたりする音 40秒程〜〜〜）

姉が引きこもった原因は・・・？

「もしもし。」

「はい。」

「きっかけは、この方すごく繊細で、人間関係とかの悩みなんか、そういうのって面倒臭いなぁとか、もう疲れるなぁってことがきっかけで。もうあまり外に出たくない、ということ。居心地よく家の中でちょっとマイペースでいたい、というのから始まったみたいですよ。」

「そうなんですね。」

「だから病気という病気ではないですね。とにかく家でゆっくりしていたい、という本人のご希望が、そのままになっちゃって。本当にちょっとした、そういうことから、ちょっと本当にプチ鬱みたいになっている面もあるけど、みたいな。だから本当の病体質ではないと出ましたね、私の占いでは。きっかけがつかめないでここまできた、というかたちが出ました。だからもしかして、お家がすごく緊迫して、家にいられないような状況だったら、やむなく何かに出ていらっしゃったと思いますね。」

「そうなんですね（笑）」

「屋根があって。そこには暖かい、冬は暖房が効いていていて、夏はクーラーが効いていてみたいな。それで食べ物もあるわけじゃないですかね。変な言い方ですけど（笑）なので出なかったというので。もう本当に例えば貧乏。貧乏って言い方って今ね、差支えがあるかもしれないけれども。経済的に緊迫してて、食べるものもないし、もう電気代ももう本当に払ってから来て、みたいなお家だったら、慌てて出てらしたと思いますが。」

「そうなんですねー」

「そうみたい。本当に良いのか悪いのかわかりませんけど。基本的に病気とはちょっと言えないですね。そういうふうにしていらっしゃるうちに、何かつけなくっちゃいけないから、病名を。そうするとやっぱり鬱かなみたいな感じで、ちょっとそっちのほうに自分も。まぁ演じると言ったら怒られちゃうけど。本当にご自分もその気になってしまっている面があって。そしてそういう診断をせざるを得なかった、という。なんか病名をつけなきゃいけないので、医療機関が。まぁそんな感じですね。根本的にこの方が、非常に深い病的なものがあるとか、そんなことは出ませんでした！」

「なるほどーこれは、やはり。でも、先ほど、家があるから、そこに落ち着く場所があるから、っておっしゃっていただいたんですけど。やっぱり無理やりでも引っ張り出すというか、そういうことが、じゃあ、必要ってこと何なんですかね？」

「いや、でも、それになると本当に逆に今度は、病んでる部分も出ちゃうと思うので。本人が、自分がやっぱり出ようっていう時まで。しょうがないですよね。無理やりやると、もう病名までついてしまっているので。ややこしいかな。でも前よりも良いような感じですけどね。流れをちょっと見ますね。」

（〜〜〜鑑定中 パラパラ、カンカンという何かを混ぜたりする音 10秒程〜〜〜）

いつ動き出すのか？

「もしもし。」

「はい。」

「うんと前より、精神状態はそんなに悪くないですよ。」

「そうなんですね。」

「だから本当にそういう診断をつけてさえもらわなかったらよかったのにって感じです。面倒臭いこと、つけてもらっちゃってね。もうしょうがないですね、本当に。」

「どうしようかなぁ。」

「まぁ誰が見ても、そういうふうにもっていけば、鬱ですねって言われるんですからね。どこか怪我したり大怪我したりなんかしてると、あぁここに傷があるって分かるけど。内面的な、メンタルのあれは、こういう症状でっていう、そのはまったかたちをとれば、あ、鬱ですねってなっちゃうじゃないですか。ましてこのY子さんって相当頭がいいですから。」

「そうなんですね（笑）」

「ですよ（笑）だからどのようにでも、もっていかれますわ、この方だったら（笑）」

「そういう人だったら、別にもう、最悪家に居てもらってもいいんですけど。父も母もいずれ死ぬじゃないですか。それで、私もそんなに財力がある方と結婚する予定もないので、面倒もみれないし。それはちょっと。生活保護って…」

「あのね。精神的には前よりもね、割と安定しているので。私としては、介入するのはもう。もうそろそろかなっていう感じですよ、今年、来年。だから、何かのタイミングがあって、この人が家にいるのが飽きたら行動しますわ。」

「（笑）」

「ちょっと飽き加減かな、というのもちょこっと今、出ていますから。」

「本当ですか、よかった。」

「うん。それ、本人には絶対に言っちゃいけないことなんですけど。」

「えっ、そうなんですか？」

「うん。言っちゃいけないです、そういう。だって病気というふうに自分をしたい方に対して、そんなことを言ったら大変なことになります。余計に悪化しますから。」

「わかりました。」

対処法として！

「うん、絶対に言っちゃいけないですよ。内緒にしとかないと。何でもご自身はパッパッとおっしゃるから。逆にそれは良くないので。ちょっと遠巻きに見守りながら泳がしておく、っていうのが大事です。」

「なるほど。」

「ちょっと、私は1/3以上、半分くらい飽きてきているかなとは思いますけど。」

「だったらいいのですが（笑）わかりました。」

「はい、半分ですね。そしてこの方はゆっくりの方なので。」

「なるほど。ゆっくりです。」

「ちょっとずつ、ちょっとずつの歩みなんですよ、スローですから。ですから、この方に、ご自身はやっぱりご姉妹なので、あんまり言える立場ではないと思うんですよ、なんとなく。だからご両親が本格的にかたい改革をしないのに、自分から言うと、この方が意地になると思います。」

「なるほど。」

「意外と難しい方です、そういった点は。プライドは非常に高いので。」

「高いです、高いです。エベレスト級です。」

「はい、高いです。だから、ちょっと様子を見て。非常にこれからどんどん悪化していくっていう傾向が見られませんから。泳がせて、ちょっとご自身が飽きたくらいに、ちょっとなんか展開があるんじゃないかと。こんな感じでした。」

「わかりました。じゃあ、もう基本見守るという姿勢を崩さない。」

「そうですね、はい。一切言葉で言わずにですね。こうじゃないの、あじゃないのって、こういうふうだからこうじゃないの？とかって言わずに。そうすると、またこの人は意固地になられますから。全く無関心。無関心を装って、用事がある時に何々だよね、みたいな感じで。そんなんでいいと思う。そんなにわざわざ話しかけたり。私からみるとそんなに重症じゃないので。病的でないので特別な扱いをする必要はないと思います。」

「そうですね、わかりました。」

「ご自身はマイペースで暮らされた方がいいと思います。その方がY子さんも気が楽だし前に進みやすいと思います。なるべく注目しない方が一番の妙薬だと思います。」

「私だけでなく両親もということですよね？」

「そうですね、はい。」

「わかりました、ありがとうございます。」

「はい、よろしくお願いします。どうも失礼します。」

紫姫(ムラサキヒメ)先生の鑑定の振り返り！

では、今回M美さんの相談内容とそれに対する紫姫先生の鑑定内容を
振り返ってみてみましょう！

① 姉の引きこもりの原因が知りたい

Point 病気ではないですね。とにかく家でゆっくりしていたいようです。

「病気という病気ではないですね。とにかく家でゆっくりしていたい、という本人のご希望が、そのままになっちゃって。」

M美さんはお姉さんが引きこもりだけでなく鬱という診断をくだされ余計に心配だったと思いますが、鬱はそんなに深刻なものではないと出てホットしているようです。

続いてのチェックポイントはこちら↓

② いつ頃働き始めますか？

Point 今年、来年あたり

「精神的には前よりもね、割と安定しているので。私としては、介入するのはもう。もうそろそろかなっていう感じですよ、今年、来年。だから、何かのタイミングがあって、この人が家にいるのが飽きたら行動しますわ。」

引きこもられて3年。1/3以上、半分くらい引きこもりという現状に飽きているそうです。ちょっとずつ、ちょっとずつの歩みではあるそうですが、確実に良い方向に前進しているようで、M美さんも喜んでおられました。

最後のチェックポイントはこちら↓

③ 対処法はありますか？

Answer ちょっと遠巻きに見守りながら泳がしておく。

「本人には絶対に言っちゃいけないことなんですけど。病気というふうに自分をしたい方に対して、そんなことを言ったら大変なことになります。この方に、ご自身はやっぱりご姉妹なので、あんまり言える立場ではないと思うんですよ、なんとなく。だからご両親が本格的にかたい改革をしないのに、自分から言うと、この方が意地になると思います。ちょっと様子を見て。非常にこれからどんどん悪化していくっていう傾向が見られませんから。泳がせて、ちょっとご自身が飽きたくらいに、ちょっとなんか展開があるんじゃないかと思います。」

姉妹の関係ですとやはり心配でも変に声をかけると関係が悪化しちゃうんですね。お姉様のプライドがエベレスト級だとM美さんがおっしゃっていたので、そっとするというのは良い対処法なのですね。

「ご自身はマイペースで暮らされた方がいいと思います。その方がY子さんも気が楽だし前に進みやすいと思います。なるべく注目しない方が一番の妙薬だと思います。」

M美さん自身も心を穏やかにして暮らしていた方が、より良い結果が得られると紫姫先生はおっしゃっていました。