咲先生に相談開始

「こんばんは、咲です。よろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いいたします」

「お名前を伺ってよろしいですか？」

「フルネームで？」

「下のお名前だけでけっこうですよ。」

「香織と申します。お香に織ると書いて香織です。」

「香織さん。ありがとうございます。今日はどのようなご相談でしょうか？」

「大雑把に言うと手詰まりな感じで、家族が病気になって以来いろいろバタバタとして、自分で生活支えたり、仕事のことも責任が増えたり、やらなければいけないことが増えてきてちょっと潰されそうになったので、いったん立ち止まって誰かの話を聞いてみたいと思って…。」

「どうもありがとうございます。それでそれで？家族が病気になったり生活を支えたりしなければいけなくなって、お仕事でも責任が増えたりなんかして、いっぱいいっぱいなんですね。」

「はい。いっぱいいっぱいです。」

「なるほど。それでは視てみましょうか。お待ちください。」

今の状態は「安定の前の不安定」完璧主義を脱する必要がある！

(～～～1分10秒ほど鑑定～～～)

「もしもし、お待たせしました。おそらく人生の中の転機っていくつか来るんですけど、香織さんは今その転機に差し掛かっていらっしゃるんだと思います。これは今香織さんの運命や未来をタロットで視たんですけど、年齢的にも起こりやすいお年頃に差し掛かっていらっしゃるんですね。なので、「安定の前の不安定」だと考えられたらいいと思いますよ。」

「安定の前ですか。」

「安定の前の不安定。分かりますかね。」

「何となく分かるような、ちょっと分からないような。感覚的に分からなくはないんだけれど、気持ちが追い付かないという感じです。」

「そうでしょうね。香織さん自身、何でも責任感が強くて完璧主義な傾向があるんですよ、私が視た感じ。だから、あれもやってこれもやって、「これも自分がやらないといけない」と思ったことはキッチリやらないと気持ちが悪いでしょう、きっと。」

「一部分 極端な完璧主義というのが当たっていて、お話聞いているだけで涙出てきそうになったので、多分自分が自覚している以上にそういう感じになっていたんだなと思います。」

「そうなんです、そうなんですよ。だから責任感もありますし、「やらなきゃいけない」と思ったことは自分がどんだけボロボロになっても、「それをやらなきゃいけない」と思っちゃうんですよ。普通はそこまで人は思わないんですね。分かります？普通の人なら、「これもあれもやらなきゃいけないけどもうしんどいからいいや」とか「もう明日にしよう」とか「ちょっと私もしんどいからこれやめよう」とかってなるんですよ。でも「とにかく絶対やらなきゃいけない」って香織さんは思っていらっしゃるみたい。極度な完璧主義と言えるでしょうね。」

「そういう部分なんですね。」

「だからこの分だと、安定の前の不安定だとは言っても「すぐにいろんなことが楽になりますよ」というわけではないので、お仕事なんかで何か減らせるものは減らしていかなきゃいけませんよね。」

「そうですね。「減らさなきゃいけない」って自分ですごく思ってはいるんですけど、減らし方が、なかなか…。」

「そのときの考え方は、香織さんの優先順位で考えればいいんですよ。先にやらなきゃいけないものは、例えば何ですか？」

「お金。」

「お金。ということは、それはお仕事で稼がないといけないということですかね。じゃあそれは絶対外せませんよね。」

「それは外せないです。」

「仕事と言っても、完璧にやらなくても要領がいっぱいになったらパソコンも重たくなるのと一緒で、結局は動きが鈍くなってしまうんですよ。なので中身を整理してあげて、できたら私とこうやってお話をされるときに「これはいる」「これはいらない」ってチャッチャと分けていかれたらいいと思うんですよね。そして自分の頭の中を整理するんです。「これもあれも」と言ったら、本当は10個もないのに全部10個しなきゃいけないって思っちゃうんです。本当はやらなきゃいけないことは、5個くらいでいいんですよ。」

「もう少し気軽にやるという感じの部分もすごくある。」

「あります、あります。だって完璧主義だもん。肩の力を抜いてやられたらいいと思いますよ。」

「仕事の合間に仕事を入れて、それで本業がおぼつかなくなったりとか、いろいろ重なりすぎて。ごちゃごちゃになってしまっているというのが今の状態だなと。」

「そう、ごちゃごちゃになってしまっているみたい。いっぱいいっぱいになるというのは、結局そういうことなので。そういうときには、「これはいる・これはいらない」「Aチーム・Bチーム・Cチーム」くらいに3つくらいに分けて、優先順位を決めて、その中でもCチームから削除できるお仕事とかはどんどん省いていってみたいなのをされたらいいんだと思います。そうやって整理していけばいいんですけど、自分のタイミングで相談できる人もいないということもあるので、せっかくですから吐き出してスッキリするということもありますよ。よかったらどうぞ、どこからでもお話しください。どこからでも。」

病で倒れたご主人の代わりに働く香織さんが背負う責任

「うちの主人が病気になって、病気になる前は年収を基準として、例えば家を買ったり借金したりということをやっていたので、それを受け継ぐとなったときに、まずそれが一番、」

「重荷だったですよね。それはご主人が病気？お父さまが病気？」

「主人です。」

「それは大変でしたね。」

「それで、復帰すると主人が仕事に行っても…悪い言い方をすれば「使い物にならないくらいあまり動けない」という状況なので、少しずつ本人の中で「こんなことをしていこうかな」みたいなことを座りながらやってみたり、私が仕事を振ったりはするんですけど、1個1個が全部、のしかかってくるうちに…。今日なんかも、たまたま数日前に立った標識を見逃したからと言って免許切符も切られて、そのときにドーンって7000円払ったら、「よくよく考えたらなんで7000円のお金で悩んでいるんだろう」って思うこともあって。仕事中心の本業は変える気はなくても、「何か他に見落としていることはないんじゃないか」とか「これ以上このまま進むとこれは絶対に危なっかしいな」と思うんだけど、その不満とかを旦那にぶつけようとしても体調が悪くなるからあんまり言えないし…というところで1回立ち止まらなきゃな、と。」

「そうですよ。がむしゃらにやったって、もしかしたら時間とお金を損しているかもしれませんもんね。」

「そうなんです。「私何か違うことをしているかもしれない。違うことをしているんだったら、どこかでお金払ってでも何か見直さないとまずい」とすごく思って。」

「でも、カードで視ても《吊るし人》というカードが出ていましたから、本当は香織さんは自分が思っている以上にお疲れなんですよ。そうなんです、お疲れなんですよ。だから、一度立ち止まられた方がいいと思います。後でもしかしたら、お疲れが取れたら閃きとか何か出てきますから、そしたら今背負われているものは一瞬で取り返せるかもしれませんもんね。そんなものですよ。」

「秋に入ってだんだんとシュッとヤル気が消えたような、今まで夏までがむしゃらにやっていた部分が何かエネルギー切れというか自分の限界を超え始めて、それから力が抜け始めて「あれ、やらなきゃいけないことあるのにどうしよう」みたいな感じになりだしてたんです。それをここ3日くらいから実感することがあって、歯車がだんだんおかしい状態というか…。」

「きっと香織さんの体もしんどくて、頭もいつも何かを考えていらっしゃるのにまとまらない。そろそろ立ち止まらないと体の方も悲鳴を上げてしまうから、その段階で野生の本能みたいな感じで「ちょっと立ち止まらなきゃいけない」と思われたんでしょうね。」

「ですね、多分。「立ち止まっている場合じゃない」って頭で思っても、体がついていかない。」

「そうですよ。体は1つですもん。」

「1つでしたね、本当に。」

「体は1つですし、香織さんが20代とか30代っていうならまだ多少無理はききますけど、40代50代になってくると、ちょっとしたことが次の日に影響してきたり、すぐに治らないというお年頃になってきます。ちょっとしたことで骨折したり、小さなことでも何かあったりしますからね。」

「却ってこの8か月くらいは、いろいろ栄養剤とか入れて「20代30代より動けるな」とは思ってはいたんですけど、毎日ドリンク剤飲みながら頑張れているというのも「あれ？」と思ったんです。そこも一度立ち止まって、ドリンク剤飲んでコーヒー飲んで、昔できなかったことができているのは確かなんだけども、それだけに「あ、私前よりできるようになった」って言ってガーッとやってきたのが夏頃だったんですね。そしたら、ちょっと頑張りすぎてた。やらなきゃいけなかったんだけど、その疲れがやっぱり来てたのかな。」

「そうですね、来てたんでしょうね。香織さんは体は今大丈夫ですか？」

家を売却することで、問題をひとつ片付け気持ちを楽にさせる

「今具体的にここが悪いというのはなくて、大丈夫だとは思うんですけど、でも基本的に本当にずっと寝ていたいとか、最近お腹壊しているのが止まらなかったりとか、どうでもないような感じがするけれども、何かがおかしいというのがちょっと続いています。」

「それはやっぱり今までの疲れで、私が視たカードは《吊るし人》が逆なので、本当はもっと疲れているんだけれど、自分をだましだましやっているから、「思いのほか自分は疲れているんですよ」というカードなんです。本当はもっと体はダメージを受けているんだけど、それを香織さんが自分をだましだましやっているから気づいていないんです。」

「怖いですね、それね。」

「そうでしょう、そうでしょう。だから今、気が張っていらっしゃるんですよ。」

「そうです、それは。」

「何か1つ、「ここで荷物下ろしていいよ」とか「これやらなくていいよ」とか、急にはならないと思いますけど ご主人が仕事できるようになったりとか、そうなったら香織さんがふわっとなられるでしょうね、きっと。」

「なりますね。多分なる気がしました。」

「そうなんですよ。思っている以上に今気が張っているから、恋愛でもそうですけど、恋愛をしているときはすごいエネルギーを使ってひゅるひゅる痩せていくけど、恋愛だと皆さんそれだけのエネルギーを使っても疲れを感じないんです。それと同じように気を張っているとき、「私がやらなきゃ」と思う気持ちでやっているときというのは、アドレナリンとかも出ていますから、ごまかしながらと言うか「しんどい」と感じずにやっているんです。そういう状態です、体は。だから立ち止まられてよかったと思いますよ。それで今一番は、「やるべきこと」「やらなくてもいいこと」を整理されるときだと思います。」

「今考えているのが、家を売却しようと思ってたんですね。要は固定費を減らして、今みたいに借金を返す毎日じゃなくなれば、もう働いても働いてもお金が消えるという状況がマシになって、気持ちの余裕ができて次のステップに行きやすくなるというか、現状を1人で頑張るには限界だなというのがすごくあったんですけど。」

「家の売却。そうですね、それだったらずいぶん楽になられますよね。気持ち的にも。」

「年収がもうちょっとあった人の土台で作られた借金を、そのまま何もなしに受け継ぐというのはちょっとハードルが高すぎました。猫を飼っているから引っ越しにもハードルがあったんですけど、探したらペット可の物件も築年数古いと意外とあるみたいで。」

「あります、あります。最近はペットブームですから、今空き家も多いですから全然ありますよ。」

「ペットさえ大丈夫だったらいけるかな、と。」

「じゃあ家を売却されて、ご自分たちはどこかのアパートとか一軒家の賃貸に行くということですか？」

「はい。」

「いいじゃないですか、そっちの方が身軽で気楽でしょう。」

「そう、身軽になりたい。」

「そうですよね。まずそこら辺を考えてみるのは、いいことだと思いますよ。」

「その件は既に福祉協議会の方とかに相談した後いろいろやってくれて、あとはもう連絡待ちというところまで話は進めてあるので、とにかく一度 荷を下ろせということですね。」

「そうですね、一度 後ろにいっぱい積んである荷物を下ろして、いらないものはまとめて捨てて、それで売却の話がキチッと決まったら、また気持ち的にも もう1段楽になられると思いますよ。」

「今月はそういう方向に動く方が良さそうですね。荷下ろしの段階ですね、きっと。」

ご主人だけじゃない、香織さんが抱える「子供の問題」

「そうです。だってしんどいですよ。例えば自分1人で生きていくのも大変なのに、病気のご主人と生活を支えてって言ったら、何から手を付けていいのか分からなくなります。「とりあえず働いてお金入れておいたら何とかなるから」みたいな感じになりますよね。」

「それしかないと思うんですけど、子供も不登校で朝にやり取りをしなきゃいけないとか、いろいろとハードルが多いんじゃないかなって思います。」

「それは大変ですね。」

「不登校のことで悩んではいないけど、絶対にそういうやりとりが毎朝あるんです。」

「そうなんですね、でも朝の忙しいときに大変でしょう。お子さんは大事ですからね。」

「普通に育てて普通に学校に通わせると潰れちゃうタイプの子なんで。」

「それはなおさら大変ですね。でもそういうタイプのお子さんをお持ちのお母さまって、お母さま自身の度量や包容力があるから、神様がたくさん試練を与えてしまうんですよね。」

「そんなことがあるんですね。」

「そういうことがあるんですよ。でも香織さん自身も悪いことが続いていますもんね。」

「でも、「この問題を越えたら」というのはあるんだろうな、と思うんです。」

「あります、あります。越えたら楽になられますよ、きっと。」

「もうこれ越えるしかない、節目の課題じゃないけど。」

「そうですね。それと、香織さん毎日お風呂に入られるんだったら、シャワーではなくて浴槽に入られるお風呂ですか？」

お清めの塩とお酒で一日の疲れをリフレッシュ

「いや、うち浄化槽というか水道の関係があって、なかなかお風呂に入れないんです。」

「大変ですね、それ。」

「それもあって引っ越ししたいなというのが。」

「それだったらもう引っ越しされた方がいいですよね。」

「できる限りお風呂も入りたいので。」

「そうですよ。それだけお仕事されて疲れているんだったら、手足を伸ばして浴槽でゆっくりされたら疲れも多少はとれるんですけどね。「そのときにお塩とお酒を入れるといいですよ」というお話をしようと思っていたんです。そういうことをなさってみたらいかがでしょうか。」

「とりあえず、それに近いこととか、自分でできる範囲のケアをしてみます。」

「そうです。香織さんって「お父さんもお子さんも中心」ってお母さんなんですよ。でもお母さんが元気じゃないとお子さんたちの元気がなくなったりするので、家族の中心のお母さんがいつも笑顔でいられるように、今は香織さん自身のケアをされたり、頭の中を整理されるタイミングに差し掛かっているんじゃないかと思います。香織さんは完璧主義ですが、荷物を下ろしてください。本当、重たそうですもん。」

「分かりました。」

「ご自分を大事になさってくださいね。」

「ありがとうございます。」

「こちらこそ、どうもありがとうございました。失礼いたします。」

「ありがとうございました。」

咲先生の鑑定を検証しよう！

では、香織さんと電話占いStyle編集部かもめのと一緒に相談内容とそれに対する咲先生の鑑定内容を振り返ってポイントをみてみましょう！

仕事のこと、家庭のことでいっぱいです。どうすればよいのでしょうか

Answer 完璧主義をやめて、責任を減らせるものは減らしましょう

「この分だと、安定の前の不安定だとは言っても「すぐにいろんなことが楽になりますよ」というわけではないので、お仕事なんかで何か減らせるものは減らしていかなきゃいけませんよね。」

「そう、ごちゃごちゃになってしまっているみたい。いっぱいいっぱいになるというのは、結局そういうことなので。そういうときには、「これはいる・これはいらない」「Aチーム・Bチーム・Cチーム」くらいに3つくらいに分けて、優先順位を決めて、その中でもCチームから削除できるお仕事とかはどんどん省いていってみたいなのをされたらいいんだと思います。」

いろんな悩みを抱え、八方塞がりになってしまった香織さん。そこで咲先生に相談したところ、「責任感が強すぎる」「何か問題を減らせるものは減らしましょう」というアドバイスを頂きました。確かに香織さんが一人で背負い込むには量と大きさではないような気がします。もう少し誰かにヘルプを頼んでも良いのかもしれませんね。

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抱えている問題を乗り越えるためにアドバイスをください

Answer お風呂に入る時にお塩と酒を入れるとよいでしょう

「それだけお仕事されて疲れているんだったら、手足を伸ばして浴槽でゆっくりされたら疲れも多少はとれるんですけどね。「そのときにお塩とお酒を入れるといいですよ」というお話をしようと思っていたんです。そういうことをなさってみたらいかがでしょうか。」

「香織さんって「お父さんもお子さんも中心」ってお母さんなんですよ。でもお母さんが元気じゃないとお子さんたちの元気がなくなったりするので、家族の中心のお母さんがいつも笑顔でいられるように、今は香織さん自身のケアをされたり、頭の中を整理されるタイミングに差し掛かっているんじゃないかと思います。香織さんは完璧主義ですが、荷物を下ろしてください。本当、重たそうですもん。」

お清めにも使われる「お酒」と「お塩」。これらをお風呂に入れることで美容効果も期待できるので、香織さんの疲れをスピリチュアルな面との両方から癒やすことができそうです。しかし、香織さんは(仕方がないとはいえ)シャワー派とのこと。これはいち早くお引っ越しをして安心できる生活を目指す必要がありますね！ 香織さん、ファイトです！